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mental counseling

コラム

2019.05.17 

コラム

自分にOKを出してみよう

こんにちは。

かれこれ5年ほど前の話です。メイクによってポジティブな変化が起きる効果(化粧療法)を学ぶために私は「メイクセラピスト養成講座」に通っていました。

通学は隔週の土日で、卒業までおよそ半年間。子供達は手のかからない年齢でしたが、養成講座に通うかどうかを実は1年間悩み続けました。自分の夢のために大金を使うことと、主婦(母親)が一日家を空けることに対する罪悪感がなかなか拭いきれず、覚悟を決めるのに時間がかかったからです。

 

メイクセラピストの養成講座は心理学をベースに自分と向き合うことから始まりました。メイクセラピーは美容行為というよりも他者への援助行為なのですが、学びを深めていくうちに私はまず自分自身の心に変化を感じました。

その変化というのは....

休日はいつも夫と一緒でしたし、一緒じゃないとダメだと思っていた私が、

「いつも一緒じゃなくてもいい(OK)」と思えるようになりました。

「私だけの世界があってもいいよね?」→ OK

「絶対に夫と一緒じゃなきゃダメだってことはないよね?」→OK

こんなふうに自分に「OK」できる場面が増えました。OKが増えていくごとに心が自由に羽ばたき始めた気がします。



 

自分のやりたいことを「やりたい」と言えば、夫は今までもきっと、「いいよ」と背中を押してくれたと思います。「嫌だ」と言っていたら「わかったよ」と言ってくれたこともあったかもしれません。

「夫(家族)に悪いかな?」とか「これは私のわがままよね」とか、相手の感情を先回りして勘ぐり、思い込みや気苦労をしていただけだったことが数多くあったかもしれません。

 

夫婦が二人で一緒に生きるということは、お互いがそれぞれの人生を楽しく謳歌して生きているのが基本ではないか?と私は思います。各々が各々で幸せでいないと、

『苦しいことは半分』に、『幸せは倍』にならないと思うのです。

私は金銭的にも精神的にも夫に頼って生きてきましたから、今の自分のままでは何もできないし誰も守れないということに気がついたとき、行く末に恐怖を感じました。それからは、子育てがひと段落したのだし、家族の一員としての生き方だけではなく、一人の女性として生きる力を磨いていくことが必要なのではないかという目線で自分の行動を選択するようになりました。

元来、家にいるのが大好きな私です。休みの日は夫と一緒に過ごしたいというのも変わりません。でも、私が家の外に楽しみ(仕事や趣味など)を見つけて「外に出る罪悪感」をさほど感じなくなったのは大きな変化です。自分(各々)の世界があって、二人でいる世界があって、そこのバランスが取れている状態がとても心地良いと感じるまでになりました。忙しく駆け抜けてきた結婚生活。今もなお目まぐるしい日々を送っておりますが、二人が幸せでいられる時間の過ごし方、人生の歩き方をゆっくり模索出来ているのも、私は夫にOKを、夫も私にOKを出しているからだと思っています。

 



 

趣味でもいいし、やりたかった夢に向かって走り出すのもいいし、仕事を始めてもいいし、コミュニティ作りをしたり、自分が没頭できること、好きなこと、なんでもいいと思います。自分が何かにときめいたとき、周りの反応や失敗を気にすることは後回しにして、まずはその想いに「OK」を出してほしいと思います。とりあえず「OK」でも構いません。

自分に「OK」を出せると他人にも「そうなんだ〜」「そっかそっか」「仕方ないね」って「OK」を出しやすくなるんですよね。そうでなきゃいけないことって自分が決めていることがほとんどですから、自分に寛容になると他人にも寛容になれるのでしょう。

 

今まで許可(OK)してこなかったことを許可(OK)し始めると、視野が広がり、心が豊かになり、思い込みや縛りから解放されてガラリと世界が変わります。

休んでいい


遊んでいい


頑張っていい


真面目でいい


悩んでいい


一人でいい


綺麗になっていい


食べていい


食べなくていい


怒っていい


許さなくていい


泣いていい


言っていい


ハグしていい


辞めていい


始めていい


忘れていい


あなたなら自分にどんなOKを出したいですか?もしもOKを出せたら、どんな自分になれると思いますか?

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