First step

こんにちは。

やらなきゃいけないことがたくさんあるときに限って、さらに気を急かすような問題や深刻なニュースが舞い込んでくる....

それぞれの問題が人生の中で散らばって訪れてくれたら良いのに、「どうして今？」と思ってしまうほど問題が立て込んだことがある...

そんなとき、頭がいっぱいになってしまい、余裕のなさから他人への配慮を忘れてしまいがちになりませんか？

小さな世界に囚われて、広い視野から物事を見られなくなりませんか？

自分だけが大変な思いをしていると錯覚してしまいませんか？

「私は大変」

「私だって大変」

「私の方が大変」

そんなふうに思ってしまうことはないでしょうか。



苦労や痛みは他人と比べることはできません。同じ苦労でも苦労と思わない人もいますし、大変だと思うことを簡単に乗り越えているように見える人もいますよね。そこが、他人には自分の辛さがわからないだろうと思ってしまう原因でもあります。

「なんで自分だけこんなに大変なんだろう。」

「こんなに大変なのに、周りはどうしてわかってくれないんだろう？」

わかってもらえないもどかしさ、これって案外大きなストレスになりますよね。こういう心境になると大切な人とのコミュニケーションに大きな支障が出てしまいます。

さて、大変なのは自分だけでしょうか？

わかってもらえないことで苦しんでいるのは自分だけでしょうか？

先にもお話ししましたが、大変さって本人にしかわかりません。だから、あなたの目の前にいる人も実はあなたと同じように何かに悩み、苦労をされているかもしれませんよね。言わないだけで、あなたにわかってもらいたいことがあるのかもしれません。

「あの人も大変」

「あの人だって大変」

「あの人の方が大変」

かもしれませんよね。



そう考えると、「どうしてわかってくれないんだろう？」「なんであんなことを言うんだろう？」「どうしてああいう態度を取るんだろう？」の謎が解ける気がしませんか？

家族や夫婦であれば、抱えている問題は似通っていて同じ問題で苦しんでいることが多いかもしれません。子供のことやお金のこと、親のことなど、人生を共にしているからこそ生まれる共通の悩みがあるはずです。でも、距離の近い人同士ほど苦難を共に乗り越えることが難しくなることがあります。「わかってくれるだろう」という思いが優しさのむさぼり合いになってしまうからです。

 

私も大変

あなたも大変

みんな大変

 

追い込まれたとき、私はこんな呪文を唱えます。最近はその呪文の効き目が薄れてきましたが（笑）なんでもかんでも自分だけが辛い、大変だって思っているのは大間違いだと思うんです。大変なのは大変。だけど、大変なのは決して自分だけではありません。

 

心の余裕のなさから大事な人を傷つけてしまうのは悲しいことです。心に余裕があるからこそ他人に優しくできるのかもしれませんが、余裕のないときこそ丁寧に他人と接することを心がけたいものです。辛いときに励ましてくれた人の顔を覚えていますか？その人はそのとき、心に余裕があったから自分を励ますことができたかもしれませんが、それ以前に、あなたを大切に思ってくれたからこそ励ましてくれたのだと思います。



人は人の優しさで心が励まされ強くなっていきます。私は何度も人の温かさに触れて今までたくさん助けられてきました。優しさや励ましを必要としている人が目の前にいたときに自分はどう行動するのか？世の中は人と人の「お互い様」で成り立っている気がします。自分のほんのちょっとの行動や言葉で人は強くなったり傷ついたりします。自分の心に余裕がないからと言って、目の前にいる『心に余裕をなくし打ちひしがれている人』をさらに苦しめるようなことはしたくありません。

人の気持ちばかり推し量っていると自分が潰れてしまいそうになりますが、潰れてしまいそうになったとしても私の周りにいる人たちは愛に溢れた人ばかりなので、私はその人たちに救ってもらえると信じています。凹んだときにいつも頭に浮かぶ人がいるのです。それは一人ではありません。助けを求められる人や会うと元気がもらえる人が頭に浮かぶって本当に幸せなことだなと思います。カウンセラーである私をカウンセリングしてくれる人が何人もいるんですよ！

....と言うように、私も誰かの『愛に溢れた人』のスタメンになれたらいいなと常々思っています。

 

しんどいなー。

これは、最近の私の口癖。そろそろ声をかけさせてもらおうかな。大好きなあの人に、あの人たちに。

しんどいなー。

そんなふうに思っていたら、お声掛けください。

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