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mental counseling

コラム

2019.06.13 

コラム

水泳の授業は大嫌いでした

こんにちは。

「6月」と聞いて私が真っ先に連想するのは「水泳の授業が始まる月」です。私は泳ぎが得意ではありません。

 



小学生の夏休みにスイミングスクールの短期講習を受けに行ったことがありますが、大した成果は得られませんでした。

中学では『50メートルを泳げなければ夏休み期間中泳げるまで特訓に通う』という厳しいルールがありました。なんとか特訓は避けられた3年間でしたが、厳しい授業のせいでますます水泳が嫌いになっていました。

高校生になってからは単位さえ取れればいいと思っていたので、ほとんど水泳の授業はサボっていました。

水泳の授業に関しては1つもいい思い出がありません。授業が中止になればいいのにといつも願っていたし、仮病作戦を決行したこともあります。

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避けて通りたいことや嫌なことは、大なり小なり世の中にいっぱいあります。今の私は水泳の授業を嫌がっていた過去の自分に伝えたいです。

『逃げたり避けたりする方法ばかりを選んでいたら、いつまでも何も解決はしないんだよ』と。


嫌なこと自体をなくそうと思っても、その、嫌なものに対する思いを変えなければ一生「それ」はなくなりません。

どうして私は「それ」を避けて通りたいのか。


なぜ、私は「それ」が嫌なのか。


私が水泳の授業が嫌いだった最大の理由は、泳げなかったからです。泳げないと恥ずかしい思いをするし、つまらない。それに、水に対する恐怖心もありました。(鼻に水が入ってツンとした思いをしたり水を飲んでしまった経験がありました)

泳げるようになったら水泳は楽しくなる」という発想があれば、水泳への取り組み方や姿勢は違ったかもしれません。「嫌だ」「怖い」という気持ちになるきっかけがあったのと同じように「好き」「楽しい」と思えるようになるきっかけがあるはずですよね。残念ながらその頃の私はそのきっかけを見つけられませんでした。



 

水泳が苦手だった私ですが、実は数年前に苦手意識を克服することができました。そこには『きっかけ』が存在しています。その『きっかけ』は家族で沖縄旅行に行ったことでした。

 

沖縄滞在の最終日。

「怖くないよ」


「大丈夫だよ」


「すごい綺麗だよ」


「冷たくないよ」


「お魚と泳げるよ」


「今日で最後だからおいでよ」


海辺から数メートル離れたところから、家族が私を誘いました。

「今日で最後だから」という言葉が妙に胸に刺さって、私はビーチから海へ。「膝くらいまでなら...」と思って海に入っていくと、ちいさな魚が数匹、私に近寄ってきました。そして、まるで「こっちへおいで」と私を誘うかのようにひらひらと尾を揺らして泳ぐのです。その誘いに導かれるように、私はどんどん海の中へ入っていき、いつの間にか魚たちを追いかけていました。自分が人魚になって魚と戯れているような不思議な時間は、生まれて初めて体験する感覚と感動の連続でした。



帰りの飛行機では、眼下に広がる沖縄の海を見ながら

「どうして初日から海に入らなかったんだろう」と海を離れる寂しさと海への愛しさで涙が出てしまいました。

「海をもっと知りたい」


「海の中をもっと見てみたい」


「遠くまで泳いでみたい」


「魚と一緒に泳ぎたい」


「家族と一緒に同じ感動を味わいたい」


この旅行は、『泳げないから泳がない』という私の人生を180度変えてしまったのです。

 

旅行から帰った後から、私は家族とともにシュノーケリングにハマりました。毎週のようにあちこちの海へ行き、家族とたくさんの思い出を作りました。海の上でゆらゆらしているときは地球と一体になった気持ちがして、とっても幸せでした。

水泳の授業とシュノーケリングは全く異なるものですが、苦手だ、嫌だと思っていた「泳ぎ」に関しての意識はどんどん変わっていきました。旅行へ行ったときに海に入らなかったら、私は海の世界を見ることも、感動することも、家族とシュノーケルリングを楽しむことも、一生できなかったでしょう。

 



 

視点を変えたり、方法を変えたりすることで、避けていたものの本質に気づけることがあります。私にとって「水泳」とは「最悪」でしかありませんでした。泳げない自分を人前にさらさなくてはいけない、泳げないと点数がもらえない、という「最悪」です。しかし、それがもし、災害の時に身を守るため、海の中を冒険するため、という目的で導かれていたら、もっと自然に、自発的に「泳げるようになりたい」と思えたかもしれません。

 

自分が向き合わされている「それ」


避けて通りたい「それ」


克服したい「それ」


漠然と「それ」を嫌うのではなく、「それ」を嫌う自分の本心と向き合うことから始めてみませんか。同じ環境の中では感じられない気づきがあります。勢いで飛び込んだ未知の世界で答えを見つけることもあります。食わず嫌いのまま一生を終えるのはもったいないことです。一緒に可能性を考えてみませんか?

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