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mental counseling

コラム

2019.06.06 

コラム

結婚記者会見を見て思ったこと

こんにちは。

世間を賑わせている芸人さんと女優さんのご結婚。会見の様子をちらっと拝見しましたが、ほのぼのしていて素敵なカップルが誕生したなぁと思っています。私は今回ご結婚された芸人さんのお笑い(会話)のセンスが大好きです。女優さんがお相手の好きなところを「死ぬほど笑わせてくれる」と言っていました。確かに彼と一緒にいたら自分の失敗も小粋なユーモアに変えて一緒に笑いあえそうな気がします。

会見ではもう1つ、芸人さんが女優さんのイメージをフォローする発言が心に残りました。それは、恋多き女性、魔性の女、というイメージがあった女優さんについて

「僕はみなさんが知らない彼女を見させていただいています」(意訳しているので正確な言葉ではありません)とおっしゃったことです。

言葉の選び方が本当に素晴らしいなぁと思いました。そして、私が最近忘れていたことを思い出させてくれました。



恋をしていたとき...好きな人の日常を知りたいと思っていました。休みの日には何をしているんだろう...とか、どんな音楽が好き?どんな食べ物が好き?何色が好き?どんなファッションが好き?とか、好きな人の普段見えない部分に想いを巡らせ、心を焦がしていました。

付き合っていくうちに色々なことがわかってきて、結婚してからは今まで知りたかった日常が普通になってきて、好きなところだけではなく気になるところが見えてくるようになりました。

社会での顔と家庭での顔にギャップというか違いがあるのは夫だけでなく、私も含め、ほとんどの人がそうだとは思うのですが

「なんなの!?」

と思うことがあります。私は夫を一人の男性としてとても尊敬しています。相当な精神力を持って家族のために頑張り続けた人ではありますが、家庭の中での夫は外で見せている姿とギャップがありすぎる気がしちゃって。

 

私自身に心の余裕がないせいもあるのですが、最近はそういうふうに思うことが増えてイライラが募っていました。

そんなときに芸人さんが放った「皆さんが知らないところを見せていただいている」という言葉のインパクトが大きかったのなんの!

「そうか、こういう夫の姿は私しか知らないんだ」


「それって、すごく特別なことなんだ」


って、まぁ、ほんの一瞬ですが、まるで新婚時代に戻ったような感覚を取り戻せたんです(笑)



外では絶対に見せない姿を間近で見ている私は、過去に夫に恋をしていた人たちからすれば最高の幸せを掴んだ女なわけです。もっと優越感を持っていていいんじゃないかと思いました。もちろん、新婚時代からしばらくはずっとそんな思いで夫を理解してきたつもりでしたが、いつの間にか多くを求めるようになっていたのですね。

こうであったらいいのに、という理想を夫に押し付けようとしていたことに反省。私だって理想の妻とはかけ離れていて夫は不満を抱えているかもしれないのに。

夫にも、子供にも、自分の人生でさえも、無理くり自分の思い通りにしようと思ったって無理なんです。思い通りにしようと思ったら、自分が覚悟して段取りして一歩踏み出さないと。相手を変えようと躍起になって、思い通りにならないからといって相手を責めるのは本末転倒なことでした。



ここまで書いてきて、今までの私が夫に求めていたものと、今の私が夫に求めているものが変わってきたのかもしれないってことに気がつきました。結婚するときに思っていたことと結婚してから思うことは違ってきて当然だと思います。ずっと変わらないものなんてないのに、ずっと変わろうとしないでいる方が不自然なのかもしれません。

動物は警戒している敵の前では決してお腹は見せないと言います。夫はお腹を出してスヤスヤ....安心してるんだなって思うけど、可愛い奴めって思えるけど、いつまでもカッコいいあなたでいてねって思ってしまうのは、わがままなのかしら。

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