なんか良いことないかなー。
なんだかんだ色々あって、どうも物事がうまくいっていない気がして....
一通りの家事を終えた後、ソファに座るなりどっと疲れが出ました。
良いことないかなー。
そんなことを考えていたら思い出したのです。私が中学生だった頃、密かに「良かった探し」をしていた自分のことを。
中学生だった時にテレビで「愛少女ポリアンナ物語」というアニメが放映されていました。主人公のポリアンナがどんな些細なことにも「良かった」と笑顔でたくましく生きていく姿に、私は深い感銘を受けました。そして、ポリアンナのように感謝の気持ちを持って毎日を生きようと彼女がやっていた「良かった探し」をするようになったのです。
毎日携帯していた生徒手帳に、「良かった」と思えることがあったら正の字を書いていきました。中学生だった私がどんなことに「良かった」と感じていたかを思い出すことはできませんが想像はできます。おそらく「良かった」のほとんどは恋愛にまつわることだったんじゃないかな。好きな人と目があったとか、ちょっとおしゃべりできて嬉しかったとか、多分そういうこと^^
多い時には100以上の「良かった」を見つけられて我ながらびっくりしたこともなんとなく覚えています。正の字を増やすためにいかに物事を「良かった」と思えるかを相当考えていたのも覚えています。
なんか良いことないかなー。
そう思っているときは、良いことを探していないときなんですよね。受け身でいるというか、誰かに機嫌をとってもらおうとしているというか、そんなとき。
楽しいことは自分で探さなきゃ。
誰かに機嫌をとってもらおうなんて受け身でいないで、自分で探さなきゃね。
自分の心の状態は大体把握しているつもりですが、ここのところ投げやりな気持ちに傾いていたようです。生きているだけでもありがたいのに、そのありがたささえも感じられないくらい疲れていた自分がいます。勿体無い生き方をしているよなぁと久々に反省です。
私は私の人生を豊かに楽しく生きるためにどんな努力をしているだろうかと考えたとき、考えてばかりで何もしていないなぁと思いました。悩んでいるだけでは解決しないのに、悩んだり考えたりすることで何もしていないことへの罪悪感が消えるような気がしていました。
とにかく、今日も皆が無事に家に帰ってきて、ご飯を食べたり笑ったりして、当たり前のように今日を終えて明日を迎えようとしています。スリッパで歩いている足音、シャワーの音、咳払い、ドアを閉める音、お菓子の袋を開ける音、犬の声...毎日聞いているありふれた日常の音はどれも幸せの音。私の「良かった」のほとんどが我が家の中にあるんだなぁとしみじみ思います。
なんか良いことないかなー。
私の場合、その答えはいつもと同じ暮らしの中にありました。何があっても、どんな状況にあっても「良かった」と思えることを見つけることは大変かもしれません。でも、探してみないことには見つけることもできません。
なんか良いことないかなー。
そんなふうに思うことがあったら、ぜひ「良かった探し」をしてみてください。どんな些細なことにも実は感動と喜び、そして、探し物の途中で新しい発見や思わぬ宝を見つけるかもしれません。
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