皆さんはどのように悩みごとや心配ごとと折り合いをつけていますか?
考えても考えても答えが出ず、時間だけがただ過ぎていくとき。私はとりあえずそのことについては考えないと決めるようにしました。
考えて解決策が見つかるときもあれば、ある日突然ひらめいて問題が解決することもあります。探し物をしているときと似ていますね。悩みごとや心配ごとといった問題は、考え込んでいても答えが出るとは限らないのです。
「この話はいったん置いといて... 」没頭できる他のことを探します。
- 家事(仕事)を徹底してやる(掃除・片付け・手のこんだ料理など)
- 外出する(遊ぶ)(買い出し・ショッピング・遠出する・人と会うなど)
- 見る(ドラマ、映画鑑賞・舞台など)
- 読書
- 趣味
- 体を動かす(歩く・ジム・泳ぐ・ガーデニングのような土いじりなど)
現実(問題)からちょっとでも逃避できる方法はご自分の生活スタイルにヒントがあります。
自分だけの世界にこもって物事を見るより(主観)、他の人の価値観に触れることや物の見方を変えてみる(客観)ことをお勧めします。どこにどんなヒントが隠されているかわかりません。問題から一歩離れて時間を過ごすと、街で見かけた光景、映画の中のセリフ、感動した景色、電車の中で聞こえてきた会話、本屋で思いがけず見つけた本、テレビのコマーシャル....まるで点と線をつなぐような形で答えが導かれることもあるのです。
- 問題から少し離れる
- 考えない時間を作る
- 誰かに話す
これらの方法をぜひ試してみてください。気持ちを紛らわす方法を知っていると、自分を追い込まずにすみます。私はその方法を知っているからこそ心が壊れにくい体質でいられるのだと自負しています。
いくつかの方法の中で、私は『誰かに話すこと』のメリットを強く感じています。
誰かに相談しながら頭の中が整理できることがあります。自分が何に悩んでいるのかが明確になるのです。また、自分以外の人から客観的な意見を得られることで極端な歪みや固定観念などがなくなり、冷静な判断と安心感を得ることができます。
人に悩みを話したところで問題の全解決に繋がるわけではありませんが、誰かに話をすることは問題解決するというよりも、話しながら自分の本心を知っていく作業です。自分の心を知るということが、実は問題解決の第一歩になるわけです。
好きなことに集中したり、誰かに気持ちを打ち明けたり、娯楽に時間を費やしたり、気持ちを紛らわすことで大きな気分転換もでき、それが良い心の状態を取り戻してくれます。何より、自分の話を聞いてくれる人がいるという安心感は心をぐんと楽に穏やかにしてくれます。
とはいえ、「悩むな、考えるな」と言われても悩まずにはいられない、考えずにはいられないときってあるじゃないですか。そんなときは、
「思い悩むのはここまで!」
と自分で自分の肩を叩いてあげましょう。悩みたいだけ悩んだら、そのあとは、悩むことを一旦お休みしましょう。考えてもどうしようもないことに囚われすぎてしまうと、問題の本質を見失ってしまい、かえって解決を遅らせてしまうことがあります。考えてもどうしょうもないことというのは、初めから答えがないか、出ている答えに満足していないだけなのかもしれません。
答えが出ないことにイライラせず、答えを出せない自分を責めるのはやめましょう。問題から逃げず、真剣に悩んでいるあなたは十分頑張っています。
どうしょうもなく行き場をなくしたときには、パワーを持った人にSOSを出してみてください。新しいヒントや気づきをもらってください。誰かに助けを求めることは恥ずかしいことではありません。
私が言うパワーを持った人というのは、イキイキと生きている人のことです。イキイキと生きている人は自分がイキイキできる方法を知っています。それはつまり、自分がどう生きたら幸せなのかを知っているということです。悩みや心配ごとを抱えている自分を見つめてみてください。不思議と、いつも同じようなところで問題が生まれていませんか?もしかしたら、問題は周りからもたらされるのではなく、ご自身の中から繰り返し生まれてきているのかもしれません。考え方や心の根っこにあるものが、幸せになろうとしている自分を阻害しているからこそ葛藤が生まれるのかもしれません。
そういう気づきは自分一人ではなかなか気づけません。ですから、気づけた人から生き方は変わり出します。
継続的に考えていることがあったり、今、どうしようかと思うことがあったり、悶々とした気持ちに振り回されていると感じ始めたら、生き方のルーティーンを変えてみましょう。同じように生きていたら同じような生き方しかできません。
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