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mental counseling

コラム

2018.08.30 

コラム

断捨離について思うこと

こんにちは。

皆さんは断捨離をご存知ですか?

 


断捨離(だんしゃり)とは、不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想であり、やましたひでこ(山下英子)の著書において発表された。

  • 断:入ってくるいらない物を断つ。

  • 捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。

  • 離:物への執着から離れる。


として不要な物を断ち、捨てることで、物への執着から離れ、自身で作り出している重荷からの解放を図り、身軽で快適な生活と人生を手に入れることが目的である。ヨーガの行法が元になっている為、単なる片付けとは一線を引く。

Wikipediaより引用)

 

私は大掃除のときだけではなく、日頃から「断捨離」を意識して暮らしていますが、片付けをするたびに物を持ちすぎているなぁと反省します。必要最低限のもので暮らす暮らしにとても憧れを持っているので、そこに到達するのが目標です。

「断捨離」と並んで片付けの専門家で有名な近藤麻理恵さんが仰った言葉で、大好きな言葉があります。

『捨てるものを選ぶのではなく、心がときめくものを残すのです』

この言葉は、物だけではなく、あらゆる物事に通じる名言だと思いました。この言葉のおかげで、断捨離精神がさらに向上されました。物事を整理することの極意につながる素晴らしい言葉として大事にしています。


ここからは「物」ではない「断捨離」と「片付け」のお話です。

ソファで半分寝ながら耳に入ってきた言葉なので、その情報元がわからないのですが、目がさめるほどドキっとさせられた言葉があります。

『大切な人(もの)は増えていくのではなくて減っていくもの』

え??

なになに?

大切な人(もの)って、年をとっていくごとに増えていくんじゃないの?

まさに、今までの概念が覆された瞬間でした。

 

....しかし、よく考えたらそうなのかもしれません。

誰もに当てはまることではないと思いますが、きっと、大切なものや人というのは「淘汰」されていくのだろうと思います。断捨離をするのと同じように、本当に必要なものとそうでないものが人生の中で自然に淘汰されていくのかもしれないなと思ったのです。

今の自分が大切にしているものが、ずっと大切な物であり続けるとは限らないということです。服の好みも体型も変わってくるし、大事にしていても物は次第に劣化していきます。

大切なものとの別れは、いずれ訪れる可能性があるということですね。

人や物だけではありません。思考や生き方、信念、価値観、記憶など、目に見えないものも同じなのでしょう。心(頭)の中で整理され、気づき、学び、淘汰されていくのでしょうね。

大切な人(もの)。

そう聞いて、誰を、何を思い浮かべましたか?

特定の誰かの顔でしょうか?

頑張って買った高価な品物でしょうか?

仕事や生き方について思いを馳せた方もいらっしゃるかもしれませんね。

もつれた人間関係も、部屋に溢れている物も、治したいと思っている考えごとの癖も、人生経験の積み重ねによりいつの間にか「断捨離」していたり「片付け」て「整理」されていることがあるかもしれません。



人は何も持たずに最期の時を迎え、旅立ちます。大切な人も大切なものも、あの世へは持っていけません。極論を申せば、私にとって一番大切なものとは自分自身です。自分の代わりはいません。かけがえのないたった一つの愛おしい命(存在)です。そのことに気付かされたとき、残りの人生は自分が幸せを感じるものとだけ一緒に生きていきたいと強く思うようになりました。

自分が幸せを感じるもの、人、空間、時間....等を選択してともに暮らして行くこと。それこそが究極の断捨離であり、私が目指す断捨離の最終形と言えるかもしれません。ここには自分がときめくものしか残っていない!と思える環境で生きられたらどんなにワクワクした毎日を送れることでしょうか。

そんな未来のために、今の自分ができることってなんだろう?何を手放すと何を手に入れられるのだろう?こんな悩みならずっと考えていたいです。タンスの引き出しが不要な服でいっぱいになっていたら、新しい服は入りません。不要なものは感謝して手放し、必要なものを感謝して受け入れられる自分でありたいと思っています。



私は、ものの数や大切な人を無理に選別して数を少なくしようということを推奨しているのではありません。数の問題ではなく、あくまでも質の問題です。そして、自分のいまの価値観や感情を大事にして欲しいと思っています。心の琴線に触れるもの(人)には少なからずとも意味があるものですから。

 

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