こんにちは。
皆さんは写真を撮るのは好きですか?最近はSNSで画像や動画を載せる方がたくさんいますね。『カメラ女子』『インスタ映え』『ユーチューバー』などという言葉を聞いたことがある方も多くいらっしゃると思います。
子供が生まれてから、たくさんの写真を撮りました。今のように携帯電話が普及していなかったので、カメラで撮り、それを現像してアルバムに保存して写真を楽しんでいました。携帯電話にカメラ機能が付帯されてから写真を現像することはなくなりましたが、写真を撮るという行為はほぼ日常的になっています。子供、景色、料理、犬、花など、被写体は様々。中でも愛犬の写真は大量に保存されています。
古いアルバムを整理したとき、1つ気づいたことがありました。それは、私自身が写っている写真が極端に少ないということでした。カメラマンとして家族を撮り続けていたのと、撮られるのが嫌いという理由から、自分が家族と一緒に写真の被写体になる機会がなかったためです。少し、22歳に子供を産んでからずっと撮り続けていた家族の記録に自分が残っていないということに、少しさみしさを感じました。
歳をとったとき、若かりし頃の写真がないのは後悔しないだろうか?遺影を探す際、家族が困らないだろうか?
そんなことを思ったとき、自分が生きてきた証を残したいと考えるようになりました。写真を残すのは自分のためというよりも家族のためなのかもしれない、そう思ったのです。それ以来、積極的に写真に写る努力をしています。未だに写真を撮るときは妙な緊張感がありますが、どんな表情も絶対に思い出に残ります。写真を撮ったときに置かれていた自分の人生を振り返ることもできます。私が死んだ後に子供たちが私の写真を見て笑ってくれたら、とても嬉しいです。
子供の入学や卒業などの祝い事があると写真館で家族写真を撮りました。これは、私の憧れでもありました。実家では家族写真をあらたまった場所で撮影したことがなかったからです。家族写真は宝物です。家族で過ごす時間は思いの外あっという間に過ぎてしまいます。次に撮るのは結婚式かな?家族の歴史、自分の歴史を残すこと、自己満足でもなんでもいいです。それが、きっといつか家族の確かな軌跡と思い出になると思っています。
自分のためにも、残される人のためにも、写真をたくさん撮りましょう。大切なもの、大好きな人、愛しい感情と二度とかえってこないその一瞬の風景を、たくさん残しましょう。記憶は薄れていっても、写真はその記憶を鮮明にしてくれます。
メールカウンセリングのお申し込みはこちらから