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コラム

2018.07.26 

コラム

名前はこの世で一番短い呪

こんにちは。
 

名前はこの世で一番短い呪(しゅ)

 

知人から「陰陽師」という小説の一節にこのような一文があることを教えてもらいました。『呪』という漢字を調べてみると、悪意を持って他人の不幸を祈るという意味合いと、災難を追い払う「おまじない」という意味合いがあるそうです。名前というのは親が我が子の幸せを願ってつけるものですから、「名前はこの世で一番短い幸福のおまじない」であり、最初にもらった「ギフト」と言えるかもしれませんね。



小学生の頃、自分の名前の由来を調べるという宿題を出されたときに、なぜ私が「晃子」なのかを初めて両親から教えてもらいました。「晃子」という名前はあまりにも平凡で好きではなかったのですが、命名の理由(思い)を聞いてからは大好きになりました。名前の由来を聞く機会がもてて本当に良かったと思います。

我が子たちが小学生の頃にも名前の由来を調べる宿題があったので、子供たちも自分の名前の由来や込められた意味を知っています。誕生したときに市から贈呈された記念アルバムの最初のページにも命名の由来と思いを記してあり、成人式を迎えたときに子供たちに渡しました。

親から子へ名前の由来を伝えるってすごく大切な気がします。名前には親の愛が込められています。「愛されて生まれてきた」「あなたは愛されている」ということを名前の由来を通して子供に感じてもらえたら素敵ですね。

名前は時代を反映しますし、流行りがあります。私の周りには「子」がつく女子がたくさんいましたが、今は「子」のつく名前はさほど多くいません。キラキラネームと呼ばれる独創性の高い名前には最初はびっくりしましたが、最近はだんだんと慣れてきました。

来年、初孫が生まれる予定なのですが、我が子がどんな名前をつけるのかが楽しみです。私は私で、こっそり名前を考えたり字画を調べたりしていますけど

 

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