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mental counseling

コラム

2018.07.23 

コラム

自分のことが好きですか?

こんにちは。

皆さんは自分のことが好きですか?

私はなかなか自分を好きになれませんでした。

子供の頃は他人の目を気にするという概念が驚くほどなくて、思い返せばかなり無神経だったと思います。年齢とともに様々な経験をし、自分の性格がすべての人に受け入れられないという現実を知っていきました。他人からの批判や嫌われたくないという恐怖心が過剰に働き、次第に自己表現することに躊躇が生まれました。そして、他人からの評価が全てで、『他人の評価=自分の価値』だと思うようになっていったのです。

良い人(良い母、良い妻、良い嫁、良い女性)という評価のために生きてきた私がこの生き方を変えたいと思ったのは、子育てに終わりが見えたあたりからです。子供たちは個性が強く、他人がどう思うかよりも自分がどうありたいかを一番に考えて行動するタイプです。私とは真逆な性格で、子育て中は彼らの行動を理解するのに非常に苦しみ悩みました。しかし、大人になっていく子供たちを、私はだんだんと羨ましく思うようになったのです。失敗したり問題が発生したり、相変わらずてんてこ舞いな毎日ですが、こんなに無邪気に生きられるってすごいなぁって思うようになったんですよね(笑)



私が自分を好きになれなかったのは、自分の心に嘘をついて生きていたからだと思います。相手にどう思われるかよりも、『自分がどう思いどう生きていきたいのか』に焦点を当てた生き方をしていたら、どんなに気楽だったことでしょう。そして、そんな自分であったら、出会った人たちともっと別な付き合い方ができたのかもしれません。

他人と自分を比べたり、世の中のモラルと自分のモラルを照らし合わせたり、何かを基準に考え比較することは当たり前に誰もがしていることかもしれません。いつも正解でいたいという気持ちが強ければ強いほど何かと比べるし他人に批判的にもなるのでしょう。今は昔ほど「みんなと同じ」とか「普通は」という言葉に縛られない時代だと思います。「みんなそれぞれ」という考え方が新しい価値観をどんどん生んで、常識も少しずつ変化していると思います。個人主義の考え方に偏ると秩序が乱れる怖さを感じますが、良い面も悪い面もひっくるめて「これが自分だ」と自分を丸ごと受け入れ、愛せる人が増えれば、自分の周りにいる人もまた「あの人はそういう人なのだ」と相手を丸ごと受け入れ、認められるような関係が築かれる気がします。

自分は自分。人は人。

これは他人に無神経になる意味ではありません。人はそれぞれ違ってて、いろんなことが違ってて、その違いがあっても全然OKなんだよ〜という考え方。その考え方にシフトしていった結果、私は私のままでいいし、あの人はあの人のままでいいんだなと思える余裕が生まれました。

他人がどう評価しようと、何十億という人類の中のたった僅かな人の意見でしょ?狭くて偏った世界の視点から見た適当な評価で自分を計られてたまるもんか。今はそんな気持ちで過ごしています。

自分を嫌う人がいたからといって、あなたが自分を嫌いになる必要なんてないって思います。他人の評価が自分の価値なんかじゃありません。そもそも、人は生きてるだけで大きな価値があるのですから。



今の私は自分のことがまぁまぁ好きです。課題が多いのでまだ完全に愛せてませんが。

あなたは自分のことが好きですか?

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