現在、私は数名の男性のクライアントさんとメールカウンセリングを行なっています。既婚者も独身の方も学生の方もいます。私は人生のほとんどを専業主婦として生きてきたので、社会で働いている男性のお話は新鮮であると同時に女性からは聞けない男性ならではの内情や心情を学ばせていただいています。
初めはカウンセリングという枠の中でメッセージのやり取りをしていましたが、今では年齢関係なく友人のような感覚で交流しています。
- 片思いの相手へのアプローチ法
- 出会いがない
- 新しく始めた事業の大変さ
- 生涯楽しめる趣味を持つ喜び
- 上司として部下を束ねるしんどさ
- 周囲の人から理解されずに人生に絶望している現状
- 家庭の不和
- 不倫願望、不倫経験
- 性的な欲求
- 仕事の愚痴
- 誰かと話をしたかった
などなど・・・
経験したことのない体験と感情を受け取っていると、時折返信に困ることがあります。親しくなれば依存が強くなり、カウンセラーとクライアントという関係が崩れかかることもあります。家庭で十分な愛情を受けられなかったと感じている人は私に母性を求めますし、配偶者とうまくいっていないとかパートナーがいない場合は特別な関係を望んできます。
これはきっと逆もあるのでしょうね。自分の話を一生懸命聴いて理解してくれようとしている男性のカウンセラーやコーチに違う感情が芽生えてしまうことは自然な流れかもしれません。だって、みんなそういう人を求めているからこそ相談に乗ってくれる人を探して一歩を踏み出そうとするのですから。
一人、二人、と私とのカウンセリングを終えていくクライアントさんの「ありがとう!」という言葉は私の宝物です。2度と私と関わらないで人生を歩んでいけますようにと願います。声も顔も本当の名前さえ知らないけれど、私を信頼してくれて心でちゃんと繋がってくれたんだなと感謝しています。
私は人があまり経験していないことを経験してきたと思っていて、それが誰かの役に立てば辛かったことも昇華されるんじゃないか、誰かに頼りたくても声をあげられず一人で苦しんでいる人に寄り添ってあげられるのではないかと思ってカウンセラーになりました。しかし、私の経験よりもクライアントさんの経験が私の人生に大きな力を与えてくれています。私が気づけなかった世界を男性目線から教えてくれます。女性だから、男性だからという考え方はナンセンスと言われそうですが女性だからこそ男性だからこそ映し出せる世界があることもわかりました。この世界に異なる性質を持った人間がいるからこそ葛藤や誤解が生まれるんだなと痛感しています。何が正義でも悪でもないわけです。
それは、光と影(陰と陽)の関係とよく似ています。光が良いことでも影が悪いことでもありません。弱さと強さもそうです。弱いことが悪いことではないし、強いことが良いことでもありません。悩みを抱えている方たちは真面目で誠実で優しい方が多いです。感情に蓋をして苦しんでいる方もたくさんいますね。誰かを傷つけることを何よりも嫌い、自らを傷つけて血を滲ませて生きている方もいます。それは、その人の強さでもあり弱さでもあると私は思っています。
歩き出した頃、私たちは何度もつまずいて立ち上がってきたはずです。走っては転び、怪我をして、それでもまた走って、走って、走って。
あなたは日々、この道を歩いています。時につまづく時もありましょう。しかし、その時あなたは必ず前に倒れます。つまり、つまずくということはあなたがどんな状況であれ前に進んでいるということなんです。
弱さを見せることは弱いことではないんです。いつでも強くいる必要などないんです。どんな自分であっても道はできます。どんな道にもなるし、どんな道へも行けます。歩いているのは自分だから。歩みを止めたって、走ったって、途中ヒッチハイクしたって構いません。人生を歩んでいく方法を自分の価値観で決めつけないでくださいね。大事なのは方法ではなくて目的です。どうなっていきたいか、どうなっていたら自分は幸せなのか?というヴィジョンです。
一緒にそんな話をしませんか?メッセージをお待ちしています。