私は日頃から「言葉」をとても大切にしています。「言葉」には大きな力があると思っていますし、「言葉」から大きな力をもらっていることを実感しているからです。
対面カウンセリングではなくメールカウンセリングを始めたのも、「会話」より「言葉」を重視したかった思いがありました。昔から「思い」を伝える手段として私は「会話(声)」よりも「言葉」を意識して使ってきました。
(2016年私がHPを開設するときに撮っていただいた写真)
「言葉」というのは会話と違って一方的です。ですから、一言一句を丁寧に選び紡ぎ、相手に伝わりやすく書くことを心がけます。会話も「言葉」も相手に投げかけた段階で自分のものから相手のものに変化します。受け取る相手が私の思いを正確に受けとってくれる確証はありません。でも、私は伝え続けます。伝えることを諦めたら、私には大切な人に思いを伝える手段をなくしてしまいます。
会話(電話も含む)は言葉にしたら風のように消えて無くなってしまいます。でも、「言葉」は読み返すことができます。読み返してもらうことで聞き逃しや聞き間違いがありません。「書く」ことは気持ちが文字として残ります。あの時はこういう気持ちだった、あの時こんなことを言われた、それが記録として残ります。もう一度聞きたいと思った「言葉」が書いた場所にずっと留まってくれます。
昨今、SNSでの誹謗中傷が問題になっていますね。書いたことは一生ネット上に残り続け、一生相手を傷つけ続けます。逆に良いことも一生人の心に残ります。良いことも悪いことも足跡として残り続けます。
ハリーポッターという小説(映画)を知っている方は登場している魔法学校のダンブルドア校長先生の有名なセリフをご存知かもしれません。
言葉というのは尽きることのない魔法の源じゃ。
人を傷つけもすれば癒やしもする力がある。
「言葉」は私たち人間が使える魔法です。人を傷つけもすれば癒せることもできます。使い方次第で誰かの人生を変える力さえ持っています。私のメールカウンセリングはそこを目指しています。私の「言葉」が誰かの人生を変えるほどの威力(魔法)を持っているとは言いませんが、変わるきっかけになってくれたらとても嬉しいです。メールをいただいてお返事をして、次に返ってきたメールではまるで別人のように軽やかな口調になっているとその方の人生の一歩を共に踏み出せたような気持ちになります。
私の名刺にも「言葉」への思いを記しています。
あなたの言葉で傷つく人もいれば優しい気持ちになれる人もいます。明日はバレンタインデー。たくさんの愛の言葉が世界中に溢れますように。「愛してる」だけではありません。受験シーズンですから「頑張ってね」の気持ちも伝えられますし、「ありがとう」と日頃の感謝も伝えられます。「これからも仲良くしようね」という交流もできます。
一人一人が優しい言葉を使って人と接することができればいいのにな。伝えたい思いをちゃんと伝えられたらいいのにな。
大切な人に大切な思いを惜しまず伝え続けていきたい。伝え続けて声も言葉も枯れるまで、ずっとずっと、伝え続けていきたい。届いても届かないまま宙に浮いてしまったとしても忘れられてしまっても。もう伝えることは伝え尽くしましたと言えるまで、伝え続けて生きていたいのです。
ご相談者様が私に伝えたいこと、私がご相談者様にお伝えしたいこと、たくさんお話ししましょうね。