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mental counseling

コラム

2019.04.29 

コラム

変化のとき〜平成から令和へ〜

こんにちは。

私は、正しいと思ったことは頑に正しいと思い、間違っていることは断じて許せないと思う性格でしたが、結婚をして家族ができたことをきっかけに思考の変化が生まれました。夫の両親と同居したのも変化せざるを得なかった大きな理由かと思います。

私は「Myものさし」で物事を計りがちなタイプでしたが「家族」という小さな社会の中で、各々が各々に「Myものさし」を持っていることを思い知ることになりました。「家族」と言っても夫を含め血の繋がらない他人ですからね、全員。自分の「ものさし」だけで物事の善悪や価値観を判断してしまうことは、協調性を欠き、自分の浅はかさを露呈するだけなのだと気付かされました。言葉の暴力以外の暴力はなかったですけど、ほぼ拷問に近い形で思い知らされ従わされたというのが実際に一番近い表現だと思います。頭ごなしに自我を否定される毎日は次第に心をひん曲げていきます。捻れてぐちゃぐちゃになります。望まない変化は望まない自分にしかなりません。

 



 

でもまぁ頑なな思考が自分の世界を狭めるということに気付けただけで、世の中の景色がガラリと変わって見えましたし、今では他人に対して大分と寛容になれた気がします。とは言っても、未だに理解に苦しむ言動に怒りや憤りを感じる場面は多々あります。ありますけど、それは私が相手に対して「良い悪い」をジャッチできることではないんだなということを自分自身に言い聞かせられるようになれました。

これまでの人生、何かを得たり失ったりしながら、また何かを得てまた失う、の繰り返し。そのたびに、私の中で何かが生まれ、それが育ち、今に至っています。振り返ってみれば何かを失っても得られるものがあるわけですから、トータルで見れば何も失ってはいないのかもしれません。


変わりたいと思っているときには変われなくて、変わろうと思ってなくてもいつの間にか変わっていることがあります。『そのとき』がきたら変わらざるを得なくなっているでしょうし、意外と変わらなくても良いものかもしれません。自分が思うよりもはるかにたくさんの考え方や価値観がこの世の中には存在しています。良いとか悪いとか、好きとか嫌いとか、分かるとか分からないとか、頭でジャッジしなくていいのです。そういう考え方や価値観があるのだということを受け入れるだけ。ただそれだけで、心情としては大分楽になれました。

みんな違って、みんないい

ただもうそれに尽きます。はい。

日々の心がけで大事なことは、変化することや周りの反応を恐れないことだと思います。

大事に握りしめていた「Myものさし」は引き出しにしまいましょう。常にフラット、いつもニュートラル。これが私の理想です。なぜなら、そうであることが生きづらさを楽にしてくれるからです。他人を見て「あの人ってさぁ」と思うことがあれば、自分が他人と比べてどうだのこうだの思い悩むことだってありましょう。それが、そう思うことが、主観を捨てることによってどうでもいいことに変わって、あー、それでいいんだ、これでいいんだ、って思えるようになる。心の持ち方次第で落ち込み度も相手を見る目も変わるのですから、フラットでニュートラルでいることって大切だし人生お得に過ごせるなぁと思います。



さぁ、いよいよ元号が変わるときが近づいてまいりましたね。世の中が大きくうねって変化を迎えようとしています。多くの人たちが否応なく「変化」という言葉を意識するでしょう。「今こそ」「今だから」という大きなプラスのエネルギーが動きそうですよね。

『令和』

この元号が持つ「言霊」の力はこれからどんなふうに私たちの生活や社会に作用していくのかな。『平成』の始まりをリアルタイムで見た私としては、『令和』の始まりを非常に厳かな気持ちで待っております。

 

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